Project.12
KOYASAN CONFERENCE
1200年後の未来を語る科学文化学術会議「高野山会議」

Conference / 2023 / KOYASAN
東京大学先端科学技術研究センターが主催し、「Nature-Centered」の視点から1200年後の未来を語る 「高野山会議2023」に登壇した。私は〈SESSION 04 高野山のまちと人〉に登壇し、「“まちづくり学習”が地域の持続可能な発展にどのように貢献できるか?」というテーマで、自身の研究活動を紹介した。題材は、私が、町立高野山中学校において、学校の先生方と協働で実施している「ふるさと教育」の4年間の活動内容である。

「高野山会議」は、開創より1200年の歴史を持つ高野山の真言宗総本山金剛峯寺および高野山大学を舞台とし、東大先端研の新しい研究展開を皆さまに広くご紹介するとともに、科学技術×アートデザイン×宗教の深い対話を通じてダイバーシティとインクルージョンの未来を形づくることを目的とした科学文化学術会議である。
SESSION 04 高野山のまちと人 概要
1200年という時間軸で一つの「まち」について考えてみると、人も変わり、政治も変わり、まちの輪郭・領域も変わり、まちの姿は大きく変わっていくものであろう。対して山上という孤高の台地において、弘法大師空海という一人の絶対的なカリスマのもとに1200年のあいだ祈りが捧げられ続けてきた高野山という場所は、他とは異なるまちの性格が育ってきているだろうと感じる。それを議論することは、そのように非常に長いタイムスパンでの未来を想像し、変わらないもの、変えてはいけないものは何かということについて、思案するためのヒントを得られるのではないかと考える。
登壇者
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東大先端研特任准教授 吉本英樹
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学校法人高野山学園法人本部長 山口文章
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東京大学まちづくり研究室教授 小泉秀樹
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東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士後期課程学生 浦井亮太郎
Presentation sheet
Official brochure
主催:東京大学先端科学技術研究センター
共催:和歌山県 / 高野町 / 高野山真言宗総本山金剛峯寺 / 高野山大学
開催日:2023年7月13日(木)~ 7月16日(日)
場所:高野山真言宗総本山金剛峯寺 / 高野山大学